羊水検査(ようすいけんさ)とは出生前診断の一種です。赤ちゃんのいる子宮に、長い注射針に似た針を刺して羊水を吸引して得られた羊水の中の物質や羊水中の胎児細胞をもとに、染色体異常や遺伝子異常の有無を調べる検査です。
羊水検査は、妊娠15〜18週という時期の、胎児が大きく育った時期に実施されます。また羊水検査ですべての異常が調べられるわけではなく、主に診断できるのは遺伝子など特定の異常に限られてるのが現状です。
また、羊水検査を受けるリスクとして、1/200〜1/300の確率で流産を引き起こす可能性がある事も知っておかなくてはいけません。また、子宮内感染から播種性血管内凝固症候群を引き起こすこともあるそうです。
こういったリスクを伴う為、妊婦検診時に全ての妊婦が受ける検診の類ではなく、高齢出産やその他の理由で、何らかの異常をもって生まれてくるかもしれない胎児を妊娠中の妊婦に対して行われています(あくまでも医師は、羊水検査というものがあるという説明に終始し、受けるかどうかは妊婦側に決定権があります)
では、どのようなケースを不妊症と呼ぶのでしょうか?
結婚して避妊をせずに通常の夫婦生活をしているにもかかわらず、2年以上子供ができないカップルは、一般に『不妊症』と言う枠に当てはまります。
不妊症と言う症状は、まだまだ閉ざされた領域で、情報量が少ないうえ、原因不明な部分が圧倒的に多い症状です。
そして、不妊症に悩む夫婦や不妊症だと診断されるご夫婦は、今後ますます増えていくだろうと言われています。
不妊症克服の為の様々な治療法や、民間療法等の情報も溢れていますが、辛い悩みとなる不妊症を克服し、めでたく妊娠したとしても、妊婦が高齢の場合は、妊娠は想像以上の喜びと、その気持ちとは裏腹にある種の不安も伴います。
ダウン症候群等の生まれる率は、高齢になればなるほど上がるといわれているためです。
そういう場合にも、お腹の中の胎児がダウン症候群やその他の遺伝子異常を持っているのかどうかを調べるのにも、羊水検査は使われます。
最近では羊水検査のあり方を、問う声も上がって来ています。高齢の妊婦さんの不妊治療の上での羊水検査にしろ、そのほかの理由で、お腹の胎児が健康児かどうかを調べる為に羊水検査を受ける場合にしろ、検査結果が悪いものになってしまったら、夫婦は辛い選択を強いられる事になります。
羊水検査を実施した医師側も、結果が悪かった場合、メンタルケアが必要になります。
また、特に問題になるのは、羊水検査で胎児の性別も判別できる為、それのみを知りたい理由で、望む性別以外の妊娠だと最悪の選択をしてしまう事への懸念の声が高まって来ています。
こういった様々な理由で、羊水検査は着床前診断と同様に倫理問題を抱えているのです。
羊水検査とは、不妊治療で妊娠し高齢出産する妊婦や、一般の高齢出産に当る妊婦が受ける、子宮内の胎児の染色体異常などを判別する検査です。